自然な風を取り込む知恵

2011.11.04

結局私が導入することにしたのは、温かい風や冷たい風を機械的に作って部屋に送り込むタイプの空調システムではなく、床暖房のように直接肌に触れる部分を温めるのでもない、放射と自然対流によって柔らかい冷暖房を行なうPS社のシステムだ。キッチンやリビングに、設置することになるのだが、単純にいえば、パイプの中に熱いお湯を流して暖房を、冷たい水を流して冷房を実現する。冷暖房とも、パイプからの放射熱を利用するから、窓を開けて外の風を取り込みながら運転することができる。

[参考情報]
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外断熱を採り入れて基礎の外側にも断熱材を貼っているし、窓も複層ガラスで断熱性能がいいはずなので、より自然で柔らかい冷暖房をと考えた。でも、真夏の日差しに南側の和室がどの程度熱くなるのか、真冬に北側の床がどの程度冷たくなるのか、長く住んでからしかわからない部分も多い。だからこの場合でも、住み手の哲学、つまり、どのような快適さを求め、どこから我慢するのかが問われることになる。私は結局、暑すぎれば扇風機を出してくるし、寒すぎればオイルヒーターや電気カーペットで補完する。そんな自然なスタイル、当たり前の不便さを、あえて楽しもうと決意した。





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