冷たいものに触れて空気の温度が下がると飽和水蒸気量が少なくなって、水蒸気が液体に姿を変えるわけで、これが結露の起こる理由です。ですから、温度差の激しい所では結露が起きやすくなります。また、空気がよどんでいる場所も湿気の逃げ場がないため、結露が起きやすいといえます。部屋の隅やダンスの裏側などに結露が発生しやすいのは、空気が動かないのに湿度だけは室内のほかの部分と同じになるため、低温・高湿度の状態を作り出してしまうからです。
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壁が湿ったり、天井裏に水滴が付いたりすると腐朽菌やカビを発生させる原因になり、ひいては家の寿命を縮めることになってしまいますから、結露をあなどるわけにはいきません。日本の住宅の暖房は、起きている間はつけておいて、寝るときは消してしまうのが普通です。しかも、家の中を一律に暖房するのではなく、人がいる部屋など要所要所を暖房するにとどまっており、これが結露発生の原因にもなっています。暖房している間は部屋の空気があたたかく飽和水蒸気量が多いのに、暖房を消すと急激に温度が下がり、空気の含んでいた水蒸気が液化してしまうからです。室内の空気の温度が下がったら、湿度も下げておく必要がありますから、寝る前に窓を開けて室内の水蒸気を外に出し、外気を取り入れるなど、生活の工夫が必要です。